スマヲタの涙活オフ会をやってみました(後編)
涙活って何年か前にテレビでなんとなく見聞きしたことがあって。みんなで泣くために集まって泣ける映画とか観て一緒に泣くんだそうです。
泣くという行為にはデトックス効果だとかストレス解消にいいとか色々あるらしく、1人で泣くのもいいけど、自己完結だけで発展性がなさそうだったので、だったらスマヲタみんなでどこかに集まって一緒に泣きたいなあと思ったのがきっかけ。
みんなでワイワイ楽しむためのオフ会は昨年からほんとにたくさん行われてきたけど、泣くこと前提のオフ会ってあんまり無かったような気がします。もちろんワイワイ楽しむのもストレス解消にはなるだろうけど、今このどん底の中で必要なのは無理して笑うことではないんじゃないかなって。むしろ思い切って不満や悔しさを吐き出して泣くことが大事なんじゃないかって。
SMAPファンってほんとにこれまでもいろんなことを乗り越えてきてるから基本的に強い人が多いんですというか多いように見える。twitterでも決して弱音を吐かない人とか居たりして、そういう方の前で弱音を吐いてる自分はなんと弱いのだろうとたまに思ってしまいました。そうなるとtwitterを開くのも苦になってきたり。でも本当はガンガン素直に心情を吐露したいんです。そしてそれを誰かに聞いて欲しい。
家族とかスマヲタじゃない友人知人だと、たまに否定されたりもしますよね。今否定されるのも辛いし、言い返すのも辛い。だったらやっぱり同じ心情にあるスマヲタ同士で吐露し合うのがいいんじゃないかと思ってこのオフ会を企画しました。
泣くのは夜がいいらしいとか、一応色々調べてスマ友に来れる日程聞いたら土曜の夜ならとみんな返事してくれたので、スマステも休みだからちょうどいいやと思って開催決定。普段会えてる友人だけだとやはり発展性がなさそうなので、フォロワー限定で来れる人がいたらと呼びかけたところ、トータルで10名が集まりました。
場所は都内のカラオケルーム。
まずは泣ける映像観たりしてウォーミングアップしようかって流れでスタート。
でもカラオケルームだとやはり途中に店員さん入ってきたり、映像が上手く再生されなかったり(後で聞いたら新設された部屋で機械の接続が上手くいってなかったらしい)、店員さんは楽しいオフ会だと思われてたらしく、サービスで記念写真撮ってくれたり、急遽これまたサービスで「今月お誕生日ですよね中居くんの♪」とバースデー仕様にしてくれたりと全然泣ける雰囲気じゃな…これ失敗か?(^◇^;)という状況にもなりました。
ただ、今回の企画ではみんなに今の自分の心情を吐露して欲しいという想いがあって、途中で1人ずつ何でもいいから話そうという時間を設けたんです。
これがとても良かった。
1人ずつスピーチとまでいかないけど、みんな話し出すと止まらなくなるぐらい色々語ってくれました。1人が語ってる間はみんな黙ってウンウンと相槌打ったりもらい泣きしたり。もちろん話してる人も涙をぬぐいながら現状の辛さを素直に吐露してくれました。10人という少人数で閉ざされた空間だからできたと思います。
本当にそこには様々な想いがあって、私生活への影響とか、やっぱり直近で起きたスマステ終了報道への悔しさとか、メンバーへの愛とか、20年以上のSMAPファンもいれば、ほんとに最近ファンになった人もいて、それでも今はみんな同じような想いを共有できる立場で。
たぶんなかなか初対面の人前で自分の話をするって難しいかなと思ってたんですけど、やっぱり語り出すと想いが溢れてきてしまうんですよね。それだけみんな普段はなかなか吐き出せず、もちろんtwitterでも言えないくらい自分の胸の内で抑え込んでたんだと思います。
それをお互いにみんなで聞いてあげられたことは良かったと思います。
私の友人を例に挙げると、彼女はtwitterもそんなにやってなく、私や他の友人と普段はLINEで話したりするぐらいで、子育てに忙しいのでなかなかスマ活をする時間もなく、でも様々な報道を目にしてしまってどんどん追い詰められてたんですね。そんな彼女も本当にポロポロと涙をこぼしながら想いを話してくれました。
あとみんな本当にSMAPのことは大好きなのに去年以降、あるいは今年に入ってからCD聴いたりライブ映像観たりという行為ができなくなってる人が本当に多いんだなと痛感しました。
私は逆にそれらは平気なんです。ただスマスマだけは観られません。未だに。あ、5人旅とノンストップは観れたな(^_^;)
でも普通にビストロとかは観られない。たぶんこのままで行くとスマステも見返せないんじゃなかと。納得のいかない終わり方をされては観るのが辛いだけですよね。
本当にみんなボロボロな状態なんですけど、それでもSMAP愛だけは揺るがないんですよね。辛いなら離れれば良い、他のエンタメを追いかければいいのにそれもできない。本当に苦しいんです。
だからこそ、苦しい胸の内を明かして一緒に泣ける機会というのはとても必要なんだなと、オフ会をやってみて改めて思いました。
現在も9/9のデビュー記念日などは全国的にあちこちでファン同士が集ってのオフ会などもたくさん計画されてたり、私も参加する予定ですが、楽しむだけじゃなく、苦しみ、悲しみを共有するための目的のオフ会が今後全国で拡がって欲しいなと思います。
今回もtwitter上で都合がつかず参加できなかった方々からまたやって欲しいとのリプをたくさんたくさんいただきました。それだけ皆そういう機会を欲してるんだと思います。
というか、そこまで追い詰められてる状況に来てしまったのだと思います。
ほんと騒動から1年と7ヶ月、解散発表からは間も無く1年と、みんなよく耐えてると思いますよ。
でもね、耐えて耐えすぎて自分の気持ちに嘘ついてまで強く居る必要はないと思います。自分を追い込みすぎないで欲しい。ここで身体を壊しては何もなりません。
時には心の解放が必要なんです。そのための涙活です。是非そういう機会を増やしていってください。これからまだまだ耐えることが増えるかもしれません。明けない夜はないし、出口のないトンネルもないし、必ず明日はやってきますが、そこにたどり着くためのリセットが必要な時期にきています。
思う存分泣いて、話して、みんなで一緒に次の一歩に踏み出せますように。