オーシャンズ11番外編「東京公演までの道のり、題してあの頃の私♪」
大阪公演のレポもまだひとつしか上げていないのに、 このBlog主の自己紹介も兼ねて、備忘録番外編「東京公演までの道のり、題してあの頃の私♪」をお送りします。興味無い方はもちろんスルーしてくだされ。
★3月6日(木)
深夜からtwitter上ではまことしやかに情報が流れていたようだが、私は朝起きてからこの衝撃のニュースを知った。
「慎吾が宝塚制作のミュージカル「オーシャンズ11」に主演、共演者は山本耕史、観月ありさ」
今年で新選組!から丸10年が経っていた。思えば、がっつりスマヲタになった今の私がいるのは、奇しくもこの10年前の新選組!がきっかけであった。
私は慎吾より遅れること23日後に生まれた超がっつりSMAP世代である。
小学生の頃、少年隊から光GENJI、男闘呼組…とジャニーズを夢中で追いかけているうちに、その後ろにいる少年達の存在も当然知っていた。
まだ10代だった、デビュー前のSMAP。
当時の私は中居さんのファンで、慎吾に関しては同い年の子がTVに出ていることに嫉妬していたので嫌いだったw
小学生の私から見たら慎吾はただの小学生だったし、かっこいいお兄ちゃんたちが他に5人もいるのに、わざわざときめくような理由も魅力もまるでなかったのだ。仲の良かった友達同士で「私木村くん」「中居くん!」と担当を決めるときも、慎吾だけは誰も担当にならなかったほど(哀れ)
しかし中学生になり、SMAPが本格的にデビューする頃になると、私の興味は次第にジャニーズから離れていった。当時はバンドブーム全盛期だったので、ジャニーズアイドルは、はっきり言ってお子様向けのすでに時代遅れのグループだった。
そうしてSMAPから興味の離れていた私だったが、なぜか不思議なことに慎吾のドラマはよく観ていた。「沙粧妙子の事件簿」「ドク」「未成年」…そして特に「蘇える金狼」は毎週野球延長による時間変更にも負けず、めちゃくちゃ嵌ったドラマだった。
同じ小学生の頃はどうでもよかったのだが、10代後半あたりから慎吾は背も大きくなり、同世代男子と比較にならないほど、妖しげな色気を放つ青年になり、また演じていた役柄も当時の慎吾にあった、魅力的なものが多かった気がする。
そして迎えた運命の2004年…。
私の地元は近藤勇生誕の地である。もし同じ時代に生まれていたなら、私は近藤さんをかっちゃんと呼ぶ幼なじみだったに違いない(断言)
その近藤勇を主役とした大河ドラマ「新選組!」が放送される。その脚本が三谷幸喜で、更に主演が慎吾となれば観ないわけがない。
まさに運命のようなお膳立てに導かれるように、2004年1月11日を迎えた(もちろん前日のスマステだってチェック済!)。
予想通り、私はドラマにとてもハマってしまった。どれくらいハマったかというと、毎日その週の録画を見返し、長文の感想をBlogにUPし、関係する書籍や雑誌はほぼ全てお買い上げ。
地元で行われた新選組関連イベントに足繁く出向き、非売品のポスターだって全種類GETした。
渋谷のスタジオパークにも通いまくり撮影を見学し、インターネットで知り合った慎吾ファン、耕史ファンと連日メールや掲示板で語り合うぐらい、あの一年間はとにかく寝ても覚めても新選組!一色だった。
こうして、ものの見事に、慎吾のファン…そしてSMAPのファンに返り咲いたのである。
それから10年が経ち、局長副長コンビの共演はちょこちょこ観られたものの、舞台で長期間にわたり、再びコンビを組んで芝居するなんて、
この私が観ないわけにはいかないじゃないか!!!
という勢いだった。
10年前、このコンビの人気は凄まじかった。私もまんまとそれにはまっていたし、実際スタジオパークで撮影を見学して観ることのできた役を離れた二人の関係も含めて大好きだった。
なので絶対になんとしてでもチケットは取る!
行くなら初日は絶対!という執念のもとチケットの先行発売日を迎えた。
★4月13日
いよいよオーシャンズ11東京公演のチケット先行発売日。しかも先着順の電話のみである。
私は前日から少しでも繋がりやすくなるよう、iPhoneのリダイヤル方法をネットで検索し、これまで知らなかった非常に効率のいいリダイヤル方法をマスターし、更に練習までして当日の闘いに挑んだ。
その地道な執念もあってか、開始から深夜まで電話していた方も少なくないなか、わずか23分で繋がるという奇跡を起こし、見事初日のチケットをゲットしたのである。その後も何度かかけ、計3日分のチケットをこの日は入手して終えた。
★4月27日
チケット争奪戦はまだまだ続く。
この日はオーシャンズ東京公演一般発売日。
またもや先着順の電話のみだが、狙うは先行で取れなかった千秋楽のチケットのみだったため、ほぼ無理だろうと思っていた。だが、一応これだけのために梅芸会員(有料)になり、会員専用の特電にかける。通常のプレイガイドなら数分前から繋がりにくくなり、NTTのおば…お姉さんの無情な声を何度となく聞くことになるのだが、梅芸会員専用の特電はそうではなかった。何度かけてもすぐ繋がってしまうのである。
「これはもしやいける?」と思いながら10時になる10秒前に繋がった電話をそのままにしておいたら、なんと!そのまま千秋楽のチケットが取れてしまった!(ひゃっほー)
いやほんとにこれも10年分の思いを賭けた執念が成せたことなのかもしれない…我ながら恐るべし。
そして2週間前の先行分とともにチケットを発券してきた初日の席が、なんとほぼどセンターの前から2列目だったときはしんだ。
思えば、去年の人類資金の舞台挨拶も私は前から2列目という席を引き当てたぐらいわなぜか2列目運に恵まれていたりする。
映画を観るには首がもげそうになるぐらい、あまりに辛い席だったが、ジョニーデップのようなおヒゲ慎吾を間近で観られたことは忘れられない(ただし1列目ならハイタッチのおまけ付きだった。くそう…)
かくして4公演分のチケットを確保して、いよいよ初日の日を迎えるのである。(続く予定)